太陽光での水素生成に成功 産業革命級の発見と話題に 京都大学ら
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京都大学、豊田工業大学、関西学院大学、立命館大学、物質・材料研究機構らの研究グループは2019年2月、白金を担持した硫化銅/硫化カドミウムヘテロ構造ナノ粒子が、赤外光(赤外線)から水素を生成できる光触媒であることを発見したと発表した。
波長1100nm(ナノメートル)の赤外光を利用して効率3.8%で水素を製造でき、これは世界最高効率という。これまで利用できなかった太陽光の赤外域を活用できる新たなエネルギー変換材料の開発につながる成果としている。
波長の長い赤外域は、4割以上と太陽エネルギーの多くを占めるものの、エネルギーとして有効利用する技術は確立されていない。そのため、もし太陽光の赤外域をエネルギーとして利用できれば「現代社会に眠る新たなエネルギー資源の発見に相当する」(研究グループ)という。
現在の太陽光の利用に関する研究は可視光を対象としており、エネルギーの利用という意味では植物などが行う光合成と競合する。しかし、赤外域は競合しないため、真に自然と共存したエネルギー変換を実現できるメリットがあるとしている。
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1902/06/news050.html
取得元:You Tubehttp://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1987296.html